八ッ場（やんば）と呼ばれる一帯（群馬県吾妻郡）にある吾妻渓谷は、国の天然記念物・川原湯岩脈をはじめとする独特の地形が織りなしながら美しい景観を形成している渓谷です。

ところが、この地域は、関東地方の水がめとなるべく、2020年完成予定の「八ッ場ダム」建設によって一部が失われるそうです。

いろんな複雑な思いを馳せながら、ネコたちとこのあたり一帯を散策してみることにしました。

◇　不動橋から見下ろす吾妻川

この写真は、八ッ場ダム建設予定地の上にかかる橋「不動大橋」の上で撮影したものです。

不動大橋は、全長590メートル。2011年開通の巨大な橋です。

下を流れる川は、利根川の主要な支流である吾妻川です。川面からこの橋の欄干まで、高さが86メートルもあります。ほぼ、ビル30階分の高さです。

2020年になると八ッ場ダムが完成するために、この風景は一変してしまうのでしょうか。

ネコたちも複雑な表情・・・？

◇　吾妻峡（あがつまきょう）

吾妻渓谷の一部、、吾妻郡東吾妻町から同郡長野原町に至る区間を「吾妻峡（あがつまきょう）」といいます。

実は、ダム建設によって、吾妻峡がそっくり失われる危機がありましたが、近年、住民の運動によって保護が決まったことを知り、一安心です。

◆　鹿飛（しかとび）橋

 吾妻峡の中でも一番有名なのがこの鹿飛橋です。

ここは渓谷の中でも特に川幅が狭いところで、鹿でも飛べるということで鹿飛と呼ばれています。

紅葉の見られるシーズンにまた来たいとおもいました。

最後に鹿飛橋を散歩するふくちゃんの動画です　(＾◇＾)

【関連リンク】