「立石寺」と書いて「りっしゃくじ」と読みます。
ネコたちを担いで登ること1,070段(実測値)。
やっとたどり着いた奥の院でおみくじを引いたら、見事に大吉が出ました。
前回の中尊寺のおみくじと同様のラッキーでした💕
ちなみに、このお寺は、松尾芭蕉が、元禄2年(西暦1689年)5月27日にこの地を訪れ、
閑かさや
岩にしみ入る
蝉の声
[引用:奥の細道]
と詠んだことで、あまりに有名なお寺です。
上の写真は立石寺の五大堂で撮影したものです。紅葉が美しい💕
岩の上にポツンと乗っかっているのが、観光ガイドブックなどで有名な納経堂です。この山寺の中では、もっとも古い建物で慶長4年(西暦1599年)に建てられたものなんだそうです。
ちなみに、立石寺の山号は「宝珠山」のため「宝珠山立石寺」とも呼ばれています。
豆知識ですが、お寺には通常、山号と寺号があります。「比叡山延暦寺」も山号が「比叡山」で、寺号が「延暦寺」というわけです。
◆ 日枝神社
日枝神社は、山寺立石寺を開山した際、鎮守社として創建されました。
本来は、比叡山延暦寺の守護神である日吉大社(滋賀県大津市)の分霊が勧請された神仏習合の神社です。
この階段は、日枝神社の階段です。
境内までの段数は108段で「煩悩の数」と同じだそうです。
境内を通り抜けると、その先には、立石寺に通じるさらに長い階段が控えています。
山寺の観光パンフレットによれば、奥の院までの石段は「山門から800段あまり、登山口から1050段」とあります。
ところが、実測した方の情報では、登山口から合計1070段もあったそうです(笑)
◆ 弥陀洞(みだほら)
日枝神社の先は森になっており、木漏れ日の中、"万里の階段"をどんどん登ってゆくことになります。
そのとき、まず目に飛び込むのはこの弥陀洞(みだほら)。
岩壁には刻まれた岩塔婆が無数見られます。
「死後の魂は山寺に還る」 という庶民信仰なんだそうです。
ちなみに、リュックの重さは、だいきちとふくちゃんあわせて10㎏ (^_-)-☆
やや重い荷物を担いで登山しているような気分になってきました (*^_^*)
◆ 華蔵院の三重塔
ここには、日本で一番小さい「三重の塔(国の重要文化財)」が奉納されているのに気付きます。
永正16年(1519年)の銘が刻まれています。つまりこの塔が作られたときは、日本は戦国時代真っ只中。
だいきちは、リュックの中で揺られるのが気持ちよかったのか、すっかり眠ってしまいました (;^ω^)
◆ 五大堂
開山の30年後に建立された、五大明王を祀る道場です。
断崖に突き出すように建てられており、中からも絶景がパノラマビューで楽しめます。
五大堂へ渡る天然の回廊から眺める景色は、色づきはじめた紅葉が垣間見え、絶景でした。
本ブログのイントロでご紹介した紅葉や納経堂の写真も、ここから撮影したものです。
だいきち、やっと起きたね (*^▽^*)
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8コメント
2016.11.07 13:37
2016.11.05 13:32
2016.11.04 10:13