新島を語るうえで『コーガ石』の話題は欠かせません。
コーガ石とはいったいどんな石なのでしょうか。
コーガ石(抗火石とも書きます)は、新島では昔から建築材としてもつかわれる大切な資源です。
昔から島内で『かうが(剛化、コーガ)石』などと呼ばれていた軽石を、元東京帝国大学工学部教授で、同大学の学長にもなった渡辺渡博士が大正元年に命名した呼び名です。カタカナ名であっても日本語なのです。
またコーガ石は、世界に誇る高級名産品「新島ガラス」の原材料にもなります。
世界では、同じ組成で質感の石という意味では、ここ新島とイタリアのリーパリ島でしか採石できない貴重な石なんだそうです。(伊豆の天城地方からもコーガ石と同じ組成分の石材が採れるらしいのですが、質感が異なるそうです。)
🗿【コーガ石ミステリー1】新島のモヤイ像と渋谷駅前のモヤイ像は、実は兄弟だった!?
これは新島の石山展望台にあるコーガ石で造られたモヤイ像です。
実は、渋谷駅西口前のモヤイ像も新島の『コーガ石』でつくられました。
ちなみに、モヤイとは新島の方言で「力を合わせる」という意味です。イースター島のモアイ像を模しているとはいえ、モヤイの語源は地元の方言だったのですね。
🔺【コーガ石ミステリー2】新島に点在するピラミッドの謎!?
東京から船で来るときに、山の中腹に見える白いピラミッドが、この新島村博物館です。
上の写真や動画でだいきちとふくちゃんが台座にしているピラミッドも、もちろん、コーガ石製です。
また、このピラミッドの近くには、新島の典型的な古民家が保存されていました。
島内でには、他にもいくつかコーガ石でできたピラミッドを見ることができます。
これは、富士見峠展望台のピラミッドです。
このピラミッドからの眺めは絶景です。
🐰【コーガ石ミステリー3】魔法で石に変えられた動物たちのいるメルヘンな動物園・・・!?(笑)
コーガ石でできた動物たちが並ぶこの場所は「石の動物園」です。 私たちが一晩キャンプさせてもらった羽伏浦キャンプ場のとなりにあります。
【写真引用:新島観光協会サイト http://niijima-info.jp/enjoy/attractions/ishinodoubutsuen/】
コーガ石を彫刻し、子どもたちの遊び場スポットとなっています。象やライオン、お猿さんなど可愛い彫刻が30体以上並んでいました。
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