沖永良部の旅の途中「ウジジ浜公園」の海岸ですばらしい朝焼けに出会いました。
🌅 ウジジ浜公園の朝焼け
ウジジ浜は、波に侵食されてできた笠型の奇岩が立ち並ぶ浜です。この傘型の岩のことを、学術用語では「ノッチ」というそうです。
そういえば、初耳でも、お笑いタレントのノッチさん(アメリカのオバマ元大統領のモノマネをする方)を思い出したので、私にとっては記憶に残りやすい用語でした(笑)
前日の夜から、ウジジ浜公園の駐車場に置いた愛車の屋根に置いたルーフテントの中で夜を明かしました。そして、朝、目覚めると空がこんな風に真っ赤な朝焼けになっていました。
動画も撮影できましたので、ぜひ御覧ください。だいきちもキョロキョロと空を眺めまわして、不思議な海岸の景色に魅了されていたようでした。
朝焼けのすばらしさと、静かな風と波の音、鳥のさえずり・・・すべてが別次元にいるかのように幻想的な風景でした。
ところで、このとき一つの新しい出会いがありました。
先ほどの動画で、右下のほうをよく御覧いただくと、この朝焼けの景色を撮影しておられるカメラマンの方を見ることができます。
実はこのカメラマンの方は、ご夫婦でお越しになっていたのですが、猫連れでこの浜に来ている私たちのことを、とても珍しく思ってくださったのでしょう。
お声をかけてくださり、朝のコーヒーでもご一緒にいかがですか、と近くのご自宅へご招待くださったのです。
ご自宅でお話を伺うと、このウジジ浜のある知名町上平川集落で前区長をなさっていた西村兼武さんという方でした。現在は、写真館を営んでおられる、れっきとしたプロのカメラマンさんです。
⛩️ 大蛇踊りと殿知(とぅぬち)神社
西村ご夫妻は、ご自宅で、私たちに島の郷土史についていろいろ教えてくださいました。
特に、この上平川地区に古くから伝わり、県無形民俗文化財指定の「上平川大蛇踊り」のことを詳しくビデオ付きで詳しく解説してくださいました。
またご夫妻は、この踊りを中国から伝えた幸村政孝氏(※)を祭り神として建立された殿知神社の氏子もなさっているということで、殿知神社へも一緒にお参りさせていただきました。
※幸村政孝氏が中国からこの踊りを伝承したいきさつについては、最後の「関連リンク」に記事を掲載しておきました。
ご参考までに、以下は、西村さんが、区長時代に殿知神社の前で奉納する大蛇踊りについて新聞取材を受けたときの記事です。
すっかり意気投合してしまった私たちと西村ご夫妻ではありましたが、日が暮れたころに再びご自宅へ夕食のご招待を受け、地元の食材を使った手料理までご馳走になりました。
初対面の私たちをこんなにも心ゆくまでもてなしていただき、西村ご夫妻には心より感謝しております。
【大蛇踊りのクライマックスシーン】写真引用:NHK鹿児島「情報WAVEかごしま・島だより・徳之島・与論島・沖永良部島」URL: https://www.nhk.or.jp/kagoshima/program/wave/shimadayori/toku_etc/page07.html
【関連リンク】
以下は沖永良部島伝統の「大蛇踊り」の実際の動画です
本文中に述べた「大蛇踊りの伝承のいきさつ」については、以下のFacebookの記事に詳しく記述がありますので、ご参考ください。
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