ここへ訪れることになったきっかけは、前日たまたま読んだ雑誌『男の隠れ家』に、「ニッポン裏・紅葉」という特集記事があり、ぜひ行ってみたいと思ったことです。
◎ 本多静六が「嵐山」と命名
昭和3年(西暦1928年)秋、林学博士であった本多静六がこの地を訪れました。
彼は、渓谷の槻川(つきがわ)を散策し、最下流部にある槻川橋の上から、渓谷と周辺の紅葉や赤松林の美しい景観を眺めました。
「おお、京都の嵐山の風景によく似ているなあ」
と感嘆されたそうで、そのとき、“武蔵国の嵐山(むさしのくにのあらしやま)”と命名したということです。
このエピソードが、この地が「嵐山」と名付けられた所以となっています。京都の嵐山と混同してしまうのを避けるため「らんざん」とあえて読むことにしたのかもしれません。
ちなみに、前掲写真内の立て看板を見ると、嵐山のことを「小京都」と銘打っていますね。
◎ 与謝野晶子が歌を詠む
昭和14年(西暦1939年)6月には、歌人「与謝野晶子」がこの地を訪れます。
彼女は嵐山渓谷の自然について「比企の渓」と題し、29首を歌いあげたそうです。
嵐山渓谷に建てられた与謝野晶子の歌碑には、このように書かれています。
【写真引用】嵐山町ホームページ(URL: http://www.town.ranzan.saitama.jp/0000001022.html)より
比企の渓
槻の川
赤柄の傘を
さす松の
立ち並びたる
山のしののめ
※しののめ=夜明けの薄明かり
◆ 嵐山渓谷の遊歩道
車で、紅葉スポットへ向かうには、近くの嵐山渓谷バーベキュー場に駐車して、整備された遊歩道を抜けてくるのが一番良いそうです。
このように、嵐山渓谷内の道はとても歩きやすい遊歩道になっています。
猫たちは、リュックの中にいても、適度にしか揺れず快適みたいですね・・・ふくちゃんの幸せそうな寝顔ったら (;^ω^)
いくつかのビューポイントでは、このように、陽の光が紅葉を透かし、まるでステンドグラスのような見事な色合いの光景も見られました。
だいきちも、うっとりしているようですね・・・いや、ただ、眠そう (*^▽^*)
ふくちゃんはこの日、リュックの中で姿勢を変えて、このようにおんぶスタイルになっていることが多かったです (*^_^*)
◆ 槻川(つきがわ)
嵐山渓谷を流れるのは槻川といいます。
槻川の水面に青空が反射して、とても幻想的な風景になっていました (#^.^#)
河原を猫たちと散歩したとき、水面がきらきら黄金色に輝いていました (⋈◍>◡<◍)。✧♡
ふくちゃんは、今日はおんぶがマイブームだったみたいだね 💕
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