前回のブログでご紹介した鬼岳(おんだけ)は火山です。ここから流れ出た溶岩で形成された海岸が、鐙瀬(あぶんぜ)です。
目がなんとなく♥マークになっているだいきちです =^_^=
この海岸も鬼岳と同様に、西海国立公園の一部です。
◇ 「鐙瀬」という地名の由来
鐙瀬の「鐙」は、馬具の一種「あぶみ」という意味です。ご存知の通り、乗馬で足を乗せる道具ですね。
この地名の由来は、永正四年(1507年)に発生した「玉之浦納の反乱」にあります。
五島の16代領主だった宇久囲(うくかこむ)が、相続争いの結果、妹婿である玉之浦納(たまのうらおさむ)の反逆にあいました。
このとき、宇久氏は馬で逃れたのですが、この海岸に来た時に偶然、鐙が切れてしまいます。
仕方なく、漁船で黒島に落ち延びたのですが、反逆党に追いつかれてしまい、ついに自刃してしまいました。
それ以来この地を鐙瀬と呼ぶようになったそうです。
◇ 鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸
この海岸は、約7Kmに渡って続きます。ごつごつした溶岩(玄武岩)で出来た、黒い岩肌の海岸線は絶景です。
鬼岳の溶岩が海へ流れ込み、一気に冷やされることで形づくられました。
海岸のそばにある環境省の鐙瀬ビジターセンターの係りの方に尋ねたところ「海岸を形成する溶岩が流れた時期は約5万年前、その後、徐々に波で浸蝕されて今の形になりました」と説明してくださいました。
海岸から雄大な海を眺めると、幻想的な気分になってきました。
この日は少し曇り空気味でしたが、晴天で運が良ければ「浮島現象(蜃気楼)」も見ることが出来るそうです。
海岸一帯は亜熱帯森林になっています。
遊歩道の樹木のアーチをくぐりながら、このようにネコたちと散歩を楽しむことができました。
この日は人通りがあまりなく、悠々とした散歩になりましたが、だいきちとふくちゃんと一緒にお散歩する光景を目撃した方は、さぞかし驚かれたのではないかと思います (=^・^=)
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