沖永良部島は、もともとサンゴが隆起した島です。サンゴの島には鍾乳洞ができやすいんだそうです。
この島には、総延長日本第2位の洞窟大山水鏡洞をはじめ、大小約200から300の洞窟の存在が現在までにわかっているそうです。
そのためこの島には、世界各国から、洞窟調査や探検にやってきます。
沖永良部にきて、洞窟探検(ケイビング)をやらないなんてことはもはやありえませんねっ!(笑)
◆ 昇竜洞では猫たちと洞窟探検
まずは手始めに、観光用に通路が整備されている「昇竜洞」という洞窟の内部の見学です。
おそるおそる、昇竜洞の受付の方に尋ねたら(笑)だいきちとふくちゃんも入洞を許可してくださいました。
興味深そうにきょろきょろと洞窟の内部の不思議な景色をたのしむだいきちとふくちゃんなのでした。
【昇竜洞の地図】
◆ リムストーンで本格的にケイビング
その後、にゃんこたちは車の中で休憩してもらい、沖永良部島ケイビング連盟さんのインストラクターさんにお願いして、ケイビングに挑戦することにしました。
沖永良部島でのケイビング初心者は、まずリムストーンケイブからなんだそうです。
あはは!しょせん初心者向けのコースですもん、余裕、余裕、なんて思ったら大間違い💦
こんなふうに、とんがったツララ石の下を這いつくばったり、真冬だというのに冷たい水たまりへ目掛けてザブンとジャンプしたりします。
あらかじめ覚悟していないと、さんざんな目にあいますのでご注意を(笑)
◇石花(せっか)
雪の結晶のようなめずらしい鍾乳石を発見!
炭酸カルシウム(方解石)が花びらのように結晶した鍾乳石で、「石花(せっか)」といいます。
◇ケイブパール
めずらしい鍾乳石をまた発見!
この真珠のような鍾乳石を「ケイブパール」(もしくは洞窟真珠)といいます。
これは、浅い水溜りの中で砂粒などを核にして成長する鍾乳石です。
水溜りに落ちる雫の衝撃で、砂粒が水の中で回転します。
いろいろな方向に回転するために、砂粒は鍾乳石をまといながら、しだいに丸く成長するそうで、悠久の時を経て生まれる偶然の産物なのです。
◇リムストーンダムと石柱(せきちゅう)
リムストーンダム(リムストーンプール)が無数に見えるエリアに到着しました。
田んぼの畦に似ているので、畦石(あぜいし)ともいわれます。
リムストーンダム群の奥に見えるのが、巨大な石柱です。つらら石と石筍(せきじゅん:地面からタケノコのように生えた石塔)が両方つながると石柱になるそうです。
ちなみに、インストラクターの方にライトアップしてもらったのでこんなにきれいに見えていますが、ライトがなければもちろん、一ミリの光も差し込まない漆黒の闇です💦
ちなみに、このリムストーンのケイビングコースは往復で約4時間(距離約1.6キロ)です。
結構な運動量でしたが、この神秘の鍾乳洞体験の感動が上回り、体の疲れはすっかり吹き飛びました。
【関連リンク】
私たちのケイビングに同行してくださったインストラクターさんの所属する連盟です。
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