今回はにゃんこたちと一緒に、沖永良部島の生活の歴史を追ってみたいと思います。
前回、沖永良部島でのケイビング(洞窟探検)のご紹介でもご説明したように、この島はサンゴ礁が隆起してできたため、地下水がたまりにくい地質なのです。
そこで、島の中で水汲みができる場所には集落がつくられていきました。
ここ、沖永良部島で最大の水源「暗川(くらごー)」のある住吉(知名町)を訪れてみました。
◇ 沖永良部島の水源「住吉集落・暗川(クラゴー)」
「暗川」は「クラゴー」と読みます。文字通り、暗いところにある川ですね。
御覧の通り、長い階段を下り、一日に何度も深い地下まで歩いて往復しながらバケツで重たい水を汲み上げる重労働でした。しかも、昔はこの仕事は女性の仕事だったそうです。
暗川から水を汲み上げる生活は、昭和36年~37年に水道が整備されるまで続いたそうです。
◇ 集落の大切な貯蔵庫「高倉」
これが、暗川の近くに設置された高倉です。
沖永良部島をはじめ南西諸島には、茅葺(かやぶき)屋根の「高倉」という貯蔵庫がありました。
床下の部分の風通しを良くし、ネズミがよじ登ってくるのを防ぐために、細い柱を削って段差をつけた階段がついています。簡単に取り外し可能な簡易階段ですね。
だいきちを担いで登ってみましたが、バランスを崩して滑り落ちそうになったので無茶はやめました(笑)
2コメント
2018.02.28 01:16
2018.02.27 13:07